02.05

家も身体も蝕む、梅雨のジメジメ!!簡単にカラッとお掃除で解決!!
夏を前に湿度も上がってくる梅雨時。カビやダニの問題、洗濯や食料品の保存など家事回りで気をつけておきたい事柄が一気に押し寄せてくる時期ですね!!でも、面倒だと思う前にちょっと見方を変えてみませんか?そのような季節こそ、家も身も心もカラリとキレイに。爽やかな暮らすコツがきっと見つかります。
・日本の夏は高温多湿で、カビの繁殖に絶好の環境
世界の都市の中でも東京の冬は乾燥して低温で刺すように寒く、夏は東京・京都ともに湿度が高く、高温で蒸し暑いです。夏の3カ月は乾性カビ発育範囲に入っているだけではなく、梅雨の時期は降雨量が多く多湿となるためカビの繁殖には絶好の環境になっています。平安時代、梅雨期は※十二単がカビたため黴雨期(ばいうき)とも言われていたほどです。それに対してローマの夏は日本ほど高温にならず低温で、ベルリンの冬は低温だが、多湿なので、それぞれに過ごしやすいです。※十二単とは平安時代の10世紀から始まる女性貴族用の正装である。平安装束のひとつ。同じ形の服を何枚も重ねて着用し、そこに唐衣や裳などが加わる。
・洗浄エアコン、内部が乾きにくい家電は要注意
高温多湿の梅雨の時期、住宅でカビが発生しやすい家電はエアコン。冷房にともなってエアコン内部に大量の結露が発生するため、送風ファンや熱交換器など内部全体がカビの温床となります。また全自動洗濯機は洗濯槽と脱水槽は入れ子になっているので、2つの槽の隙間がなかなか乾かず、脱水槽の裏側と洗濯槽の内側にカビが発生します。こうした家電製品の他には、冬はガラス窓が結露するため結露した水が溜まり易い内側下目地とレール部分にカビが多く発生します。
・カビは甘党?食品のカビ被害の4割は菓子類
最も多いのはケーキや和菓子などの菓子類で、全体の40%を占めます。どら焼きや饅頭など生菓子類が多いですが、羊羹にもカビが生えます。チョコも生チョコは要注意です。次にペットボトル入りのお茶などの嗜好飲料類や飲料水、果実類が約25%を占めています。飲料では蓋の裏側や飲み口の溝の部分にもカビが。パンなどの穀類、ちりめんじゃこや干物などの加工した魚介類、その他、干し柿や煮干しなどの乾燥品や梅干し、味付け昆布などの保存食にもカビが生えます。
・長時間掃除機をかけるより、短時間でくまなく
長時間繰り返し掃除機をかけると、取れるカビは最初が非常に多く、その後カビは激減していきます。これはカビの胞子がカーペットなどの繊維にくらべて簡単に吸い込まれるためです。今の掃除機は吸引力が強いので1回かけるだけでカビはしっかり取れます。長時間かけるのは無駄に電力を使うだけです。掃除のコツはできるだけくまなく、短時間で行うこと。四角い部屋を丸く掃除する感覚で行うといいですね。