2016
02.10

急増するノロウイルス性食中毒に対処せよ①!! ~ノロウイルスの特徴~

ナックたすかる

2004年末から2006年初めにかけて、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生が、主に高齢者施設で起こり、合併症による死者が出るなど、社会的にも大きな問題となった。今回はそんな『ノロウイルスの特徴』について説明します。

 

ノロウイルスの特徴① ~丈夫~

C789_usukuraikyoshitu_TP_Vノロウイルスはとても小さいウイルスだが、乾燥にも酸にも強く、また水中でも長時間丈夫であると考えられている。こうした環境中で丈夫であるということは、わずかな量のウイルスでも感染が広がる可能性があることを意味する。用便後の手洗いが不十分で手指にウイルスが残り、その手で調理を行って料理にウイルスをつけてしまう、それをお客様が召し上がる、お客様の腸内で爆発的に増殖して感染する、という経路で広がっていくのである。

 

ノロウイルスの特徴② ~激しい嘔吐と下痢~

N879_tairunotearaiba_TP_Vノロウイルスに感染した場合の症状は、下痢だけではなく、特に激しい嘔吐を起こすことが特徴である。胃をひっくり返すような嘔吐が突然、しかも強烈に起きるのだ。そのため、吐き気がしてからトイレに行く時間もなく、室内や身の回りを汚してしまうことがある。強烈な嘔吐の場合には腸内容物が逆流するので、嘔吐物には当然ウイルスが含まれている。ウイルスが多量に含まれた嘔吐物の処理が不適切であったがために、室内や人に伝播、感染が広がってしまうというのが、ここ数年のノロウイルス感染症が猛威を振るう一因だと思われる。また感染した人のふん便には、ノロウイルスが多く存在している。下痢症状がある場合は感染が分かるのだが、下痢や嘔吐の症状がなく、本人に自覚がないままウイルスを排出している場合もある。また、感染して下痢や嘔吐があった人の症状が消失した後でも、実はウイルスの排出が続いている。不顕性感染といい、10日間程度、長いときには1ヶ月間以上続く。これらの人が『私は感染していない』『もうよくなって治っている』と思い込んでしまった場合、排便後の不十分な手洗いにより、感染を拡大してしまうということが大いに考えられる。

 

ノロウイルスの特徴③ ~何回でも感染する~

MIYA160110390306_TP_Vノロウイルスには多種の遺伝子型があり、同じ人が複数の違った形のウイルスに感染する。さらに、感染者の免疫の持続期間が短く、時間が経てば同じ遺伝子型のウイルスにも再感染すると考えられている。また、ノロウイルスは変異が起こりやすく、以前の感染でできた抗体も効きにくくなっている。つまり、同じ形や異なった形のノロウイルスに何度でも感染してしまうということも起こる。

 

 

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